広島・長崎 被爆70年に際して

2015/08/11

日本パグウォッシュ会議 有志

 

2015年8月6日、9日、広島と長崎で被爆70年の平和祈念式典が続けて行われ、これまでにない多くの国から参加があり、従来にも増して感銘を呼ぶ式典であった。広島・長崎の平和宣言で共通していたのは、核兵器が残虐で非人道的な兵器であり、二度とこのような惨禍を人類がこうむってはいけない、という被爆者の心からの叫びである。核兵器のみならず戦争の根絶を訴え、日本の平和憲法の原点にもどれ、とのメッセージが共有されていた。この被爆者の声こそが、過去70年間核兵器の使用を阻止してきたともいえるのであり、私たちは被爆者及びそのご遺族に心よりの感謝と敬意を表したい。

 

また、「核兵器と戦争の根絶」こそ、パグウォッシュ会議の原点でもあり、核兵器の非人道性の議論を核兵器禁止の法的枠組みへの議論へとつなげていく必要がある。一方で、日本では安全保障関連法案審議が行われているが、その議論の中身を見ると平和憲法の原点が忘れられ、非核への約束さえ疑わしくなっている。

 

70年の節目に、11月1日~5日、初めて長崎にて世界パグウォッシュ会議が開催される。私たちは、2015年NPT再検討会議の結果や世界で高まる核リスクを踏まえて、核兵器廃絶に向けて新たなアプローチが必要と考える。世界の科学者が、被爆地長崎にて「キノコ雲の下で起きたこと」を実感し、語り合い、そして会議の最後には「長崎を最後の被爆地に」を合言葉に、世界に向けて「核兵器と戦争の廃絶」を訴える「長崎宣言」を発表する。

2015年8月12日現在、26名が賛同。

 

稲垣知宏、池上雅子、板垣雄三、梅林宏道、榎本浩司、太田昌克、大西 仁、片岡勝子、片峰茂、栗田禎子、黒川 清、小沼通二、小林陽子、沢田昭二、下村 脩、調 漸、杉山真弓、鈴木達治郎、高原孝生、朝長万左男、坂東昌子、平田知義、広渡清吾、藤垣裕子、山崎正勝、吉川弘之

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